プロポーズされたら
ロマンチックにプロポーズされて、「はい」とお返事した時から、結婚準備が始まります。
まず、両家のご両親に挨拶に行かねばなりません。
全国・地域・地方でさまざまなしきたりや習慣があるでしょう。
でも、私の父は、先に男性の家へ結婚の挨拶に行く事だけは許さないと常日頃から申しておりました。
結婚のご挨拶以外の遊びに行く事さえも、男性の親に会う事を嫌いました。
そんなわけですから、プロポーズの後の大難関は、父の結婚の許しをもらう事です。
私の家は門限も早く、私は誰もが笑うほどの有名な箱入り娘でした。
父は剣道5段の頑固親父で有名でしたから、今の夫はさぞやビクビクだったことでしょう。
さて、当日、彼はスーツをビシッと決め、父も逃げも隠れもせず、会ってくれました。
しかし、私と母がお茶の準備をしていた時、「娘は妻としてしっかりしていないから、君よりもっと年上のしっかりした男に嫁に出したい」と、彼に対して失礼この上ない事を言っていたそうです。
それにもめげず彼はがんばって「僕はお嬢さんを愛しています」と言うつもりが、「お嬢さんは僕を愛していますから」と言ってしまったそうです。
さらに彼はその失言に気付かないまま「お嬢さんを僕に下さい。
僕は幸せになります」とわけのわからない挨拶をし、少々頼りないと父は思ったようですが、何とか「じゃあ、よろしく頼む。
幸せになってくれ」と言ってくれて、最難関の儀式は無事終わりました。
その日はお寿司がとってあり彼は楽しく父とお酒を酌み交わしました。
翌日の日曜日に今度は私が彼のご両親とおじい様にご挨拶に伺いました。
私の事は既に紹介され、父の許しも得ていると話が通っていたので、ご挨拶だけで楽しい会食となりとても温かく迎えられました。
両家の正式な顔合わせ
その日の内に彼のご両親は私の家に電話をしてアポを取り、両家の正式な顔合わせの日が決まりました。
顔合わせというか、私の地域では、ほとんど彼の両親が私の両親に挨拶に来るといった形です。
そして、家族構成や結婚後の生活(別居や同居)その他条件等について話し合いが始まります。
だいたい家柄が同程度の家柄の場合は男性の父親が主導で話が進むのが通例ですが、あまりにも家柄に差がある場合は反対の場合もあります。
また、親戚の数や家柄にあまりにも差がある場合は、結婚式の時どうするか、また結婚してから後の事も話し合われたりもします。
とにかくこの日は親主導の話し合いで結婚する当人達の出る幕はほとんどありません。
最後に男性の父親から結納等儀式の話がでます。
ここで、初めて日取りや結納の形式の話が出ます。
結納等の儀式は「大切なお嬢さんを嫁に戴くという誠意」の現れですから、結納の品の数や結納金の金額に女性側は何も言えません。
しかし、ここで誠意を示しておかないと破談になる恐れも大きいのです。
破談にならないまでも後々まで角が立ちます。
その他、もちろん仲人の有無について、日取り等も決められます。
それぞれの両家の役割分担も決められます。
ここでは、結納等の日取りだけでなく、結婚式の日取りをいつごろにするか、これから結婚式の準備の打ち合わせについて、両家のスケジュールを確認し合います。
結婚式を和式にするか教会にするか、披露宴の人数等の大まかな話もされます。
しかし、一般的に男性側主導で行われ、女性側の親が主導権を取る事は男性側の親に対し失礼と考えられています。